ロゴ

お母さんのエピソード、書き方と文例。


お母さん

花嫁の手紙では、「お母さんのエピソード」はお父さんの次に紹介されることが多いですが、順番を入れ替えて先に書くケースもあります。
誕生から現在までを振り返ると、父親よりも母親と過ごす時間の方が長く、同じ女性なのでエピソードを書きやすい人が多いです。
そこで、気をつけたいのは両親のバランスです。父親よりも文字数が多くなりすぎないように配分して書きましょう。

お母さんのエピソードとメッセージに充てる時間と文字の配分は、手紙の全体の朗読時間を3分として、3分の1の 60〜80秒(文字数にして300〜400文字程度)です。

この項の構成はお母さんの(1)「人柄」(2)「関係」(3)「敬意」の3つのポイントで考えてみましょう。

3つのポイント

お母さんの人柄を書く

母親の人柄を表すエピソードには、次のようなキーワードがあります。これらを参考に、あなただけのメッセージを見つけてください。
文例

明るくて面白いお母さんのおかげで、家の中がいつも明るく感じました。

家事と子育てを両立し、今まで何不自由なく私たち兄妹を育ててくれたお母さん。

お母さんはいつも笑顔で、私に優しくしてくれたね。

ママは誰よりも強くて、そして優しくて、私達姉妹のことを見守り続けてくれましたね。

料理や掃除など家事はすべて自分こなし、毎日お弁当をつくってくれたね。

お母さん、毎日仕事に家事に頑張って、そして、いつも私のことを気にかけてくれて本当にありがとう。

お正月にはおせち料理、家族の誕生日や卒業や入学などの節目には、ケーキやお寿司などなど、お母さんに教わりながら一緒につくったね。

料理が得意なお母さん。元気が出る手料理やかわいいお弁当を作ってくれ、悩んだ時にはいつでも相談にのってくれて、本当にありがとう。


お母さんとの関係を書く

花嫁の手紙では誕生の日から現在まで過ごしてきた思い出がエピソードの中心になります。 母親にほめられたこと、叱られたこと、励まされたこと、悩みを聞いてもらったこと、わがままを言ったこと、看病してもらった話、出産時の話を聞いて、自分との共通点などを話題に原稿を書きましょう。

文例

学生時代は、お母さんとは毎日のように学校のこと、友達のこと、将来のことなど、話しをしていましたね。そして、私が辛かった時には一緒に泣いてくれたこともありましたね。どんな時も明るく前向きなお母さんの言葉に私は何度も勇気づけられました。

お母さんが私を膝の上に乗せて、よく絵本の読み聞かせをしてくれたことを今でもよく覚えています。

私が幼稚園に通った頃から整理整頓や時間管理などしつけに厳しくて、思春期には反発したことがあったけど、その厳しさが大切だったことが大人になってから理解できました。

私が○○するって言った時、最初は反対したけど、本気だと分かってからは誰よりも応援してくれたね。私の事を理解してくれ、信頼してくれてありがとう。

実は、お母さんにどうしても謝りたいことがあります。◯年前に△△した時に実は...

一人暮らしを始めた時、それまでは気がつかなかったこと、お母さんがいつも私を大切に思ってくれる気持ちや、見守ってくれる愛情に気づきました。

私は子どもの頃から「お母さんに似ているね」ってよく言われました。

◯歳の時に一緒に行った△△は、□□がとても素敵なところでしたね。あの時、お母さんが◯◯したことを今でもよく覚えています。


お母さんへの敬意を書く

お母さんのエピソードで最も重要なメッセージです。一人の女性として尊敬できる面、ロールモデルとしての母親像をイメージしましょう。 家族を支える母親として尊敬できるところ、優しいところ、細やかな気配りができるところ、仕事と家事を両立しているところ、女性としての憧れ、見習いたいところなど

文例

社会人になって、仕事と家事を両立することの大変さを身に染みて感じました。今まで当たり前だと思っていたことが貴重に思えて、感謝の気持ちでいっぱいです。

私はお母さんの意志の強さと、苦境にめげない精神力を心から尊敬しています。

お母さんが家族のためにしてくれることを当たり前のことのように思っていたけれど、今になって私達みんなの生活を、お母さんが一生懸命に支えてくれていたこ気が付き、心から感謝しています。◯年間、本当にありがとう。

いつも自分の事よりも家族を第一に考えてくれた、お母さん。今の私があるのは、お母さんのおかげであることを決して忘れません。

お母さんからは、寛大な優しさと最後までやり抜く持続力を学びました。

人を楽しませることが大好きで、誰に対しても優しいお母さんは、私が最も尊敬する女性であり自慢の母親です。

学校で◯◯して落ち込んだ時も、帰宅してお母さんが出迎えてくれた時の安心感、明るい笑顔のある食卓に暖かさを感じたことを今でもよく覚えています。

そんなことがあっても、お母さんがいつもと同じように、台所に立って料理をする後ろ姿を見ていると、なんだか安心できて、気持が落ち着きました。


母親への尊敬の気持ちがゲストの皆様に伝わり、あなたからの感謝を込めてエピソードを選びましょう。
「結婚式で披露できるような話が思い浮かばない」「あまり尊敬できるような話が書けない」 という方は「花嫁の手紙の構成とエピソード」の頁でマインドマップを使った発想法を紹介しています。よろしければ参考にしてください。


作者

めでたい.com Webマスター
小野原秀一

97年に結婚式場から独立後「めでたい.com」を企画・運営。人と環境にやさしい「ソーシャライズ結婚式」の提案や、花嫁のメンタルをサポートする「マリッジブルーの書き込み寺」を主宰する。
著書:「ゲストが感激するオリジナルウエディングの成功術」(小学館)

「花嫁の手紙添削」はじめました。
お父さんのエピソードの書き方 花嫁の手紙の書き方(目次)

HomeAbout us|© medetai.com, All rights reserved. since1995