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「披露宴の食べ残し問題」を考える。

披露宴の食事

まだ、それほど遠くない昭和の時代に、披露宴の持ち帰り料理で家族が団らんした時代がありました。 披露宴の料理を折箱に入れて家庭へ持ち帰り、家族みんなで結婚式のお裾分けを楽しんだのです。

食品衛生が社会問題になると、結婚式の料理を持ち帰ることができない結婚式場が増えました。 食中毒が発生すると、営業停止処分になるからです。

イメージが何よりも大事なブライダル業界において、食中毒は致命的なダメージを与えます。 「万一のことがあってはならない!」と料理の持ち帰りを禁止してしまったのです。 しかし、そうすることで新たな問題が発生しました。

婚礼料理の食品ロスの問題です。
食品ロスとは、まだ食べられる食品を破棄してしまうことです。

日本の一年間の食品ロスの量は643万トン、そのうち352万トンが食品メーカー、小売店、飲食店から出ています。
出典:環境省
これらは、25Mプールの水量の11,733倍にもなるといいます。

「でも、結婚式の日くらいは、いいんじゃない?」
こうして、私たちはめでたいことに免じて、この問題から目を背けがちです。
本当にそれでいいのでしょうか?


そもそも披露宴の料理は多すぎる。

披露宴で食べきれないほどの料理を出す理由は「宴席では、もてなす相手を満腹にさせないと失礼だ」というマナーのためです。

食べることが唯一の贅沢だった時代ならば理解できるかもしれませんが、現代においてこのようなマナーを意識する必要があるでしょうか?

「そうは言っても、晴れの日のおもてなしに、誰からもケチをつけられたくない!」
それが多くの人の本音だと思います。
それでは、次に現状で何ができるか考えてみましょう。

披露宴で食品ロスを減らすには?

(1)婚礼料理の持ち帰りを復活させる。

サービスの提供側(結婚式場)が、料理を持ち帰れるという選択肢を提示するのが良いと思います。しかし、これはなかなかの難題です。
出席者の希望によって持ち帰れるものを限定して個別に対応することが理想ですが、それには大変な手間がかかるからです。
サービスの提供側が「手間をかけるだけの価値がある」と思えるように、利用者である新郎新婦が訴えていくことが実現への第一歩になります。

また、サービス利用者(新郎新婦)自身が、食中毒の問題に対して責任を持つという姿勢が求められます。
料理の持ち帰りが原因で万一の事故が起こっても、サービス提供側に責任を負わせないという意思表示を行うことが必要になります。

このように現状において、婚礼料理の持ち帰りの復活は両者にとってハードルが高いと言えます。
そこで、食べられる量の調整方法として事前に持ち帰りを想定して婚礼料理を用意しておき、披露宴会場で食べれる人だけに食べてもらうというスタイルも考えられます。

(2)1/2ビュッフェ形式にする。

それでも料理の持ち帰りが難しい場合は、披露宴会場で食べ残しが出ない工夫を考えてみましょう。
ゲストによって食べられる量は変わるので、必要最小限の量を全員にしておき、あとは自由に追加してもらうのはどうでしょう?

誰でも食べられるだけの量をゲスト全員に配膳しておき、追加はビュッフェから自由に取ってもらう方法です。
この方法ではビュッフェ自体が食べ残しが多くなりがちだということを知り、料理が残らないように供給を工夫する必要があります。

(3)食べ残しが出ないように調整する。

次は、披露宴で食べ残しが出ることを前提に対策を考える案です。
例えば、披露宴会場と同じ会場で二次会が行うことで、披露宴の料理を2次会のゲストにも食べていただけます。
「披露宴で余ったものを食べてもらう」といえば聞こえが悪いので、披露宴・二次会用として用意したビュッフェ料理として提供します。
二次会では食材を少なめに設定し、会費を安価に抑えれば、満腹にならなくても参加者からの不満になりにくいと思われます。

食品ロスとなってしまった料理

最後に品ロスとなってしまった料理が、結婚式場でどのように処分されるのかを知っておきましょう。
披露宴で残された食材を堆肥にリサイクルして、農園や菜園で使う結婚式場もあります。食品ロスの問題解決にはなりませんが、少しでも無駄にならないように努力している点は評価できます。

【めでたい.com】ではこの記事に関する皆様のご意見やアイデアを募集しています。
また食品ロスの問題に取り組む結婚式や、結婚式場の実例があれば、先進事例として紹介いたしますので、下記より投稿して頂ければ幸いです。

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